低圧非常用発電機法定点検のご案内

Emergency Management 新しい模擬負荷試験のご提案
Emergency Management新しい模擬負荷試験のご提案
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より高い防災意識を
目指して

ビル・建物の本質とは、申すまでも無く、企業が生産性をあげたり、人々が生活することができる場所を提供することです。人々が活動できるのは、そこが毎日何事も無く、安全だという実感があるからです。そうである以上、ビル・建物のもう一つの本質とは安全の確保とその提供に他なりません。
従って、この様な私達の生活の原点である場所が災害に見舞われることは断じて許されません。

しかし、どれだけ注意しても、現実的に災害を100%防ぐことが可能なのかというと、自分の建物だけは絶対大丈夫であると言い切ることは残念ながらできないでしょう。

過去、甚大な火災や大規模な地震災害を経験してきた我が国は、防災の為の施策を強化してまいりました。建物に対しては消防法による防火設備の設置基準とその点検報告が義務付けられています。

ビルオーナー様のお気持ちとしましては、防火用設備が使用されるような状況に陥ってはならないし、望んでもいませんので、その様な否定的状況を防ぐ為に積極的に費用をかけることは当然なのですが、逆に、些か矛盾した気持ちを抱いてしまうかもしれません。

「これだけ防災に努めたのだから、いつ襲ってきても大丈夫。いや、決して、襲われてはならない。」「高い費用をかけて設置したものなので、使わずにいるのは勿体ない。いや、使う様なことがあってはならない」と。

ですから、使われないようにと願っている設備にお金をかけてメンテナンスをするというのは、当然必要だと思っていても、一方ではどうにも気分が優れないのではないでしょうか。出来れば避けて通りたいと。
勿論、その様なお気持ちは無く、防災に努めていらっしゃるオーナー様、管理者様も多くいらっしゃるでしょう。しかし、一方で、できるだけ低予算で済ませたいと思われるのも事実です。 この様なオーナー様、管理者様の微妙なお気持ちを十分ご理解した上で、敢えて、当法人は、オーナー様には今よりもより一層高い防災への意識をお持ち頂き、当法人が目指す安全で安心なまちづくりに是非ともご協力頂き、次の世代に引き継ぐ礎になって頂きたいと思っております。

なぜならば、防災やセキュリティー、メンテナンスへの意識の高いビルでは、ビル全体の雰囲気が良く、テナントは安心して商業活動に取り組むことが出来ます。又、入居者は安心して生活ができます。結果的に、安定的な収益がもたらされます。

そして、その様なオーナー様、管理者様が地域に沢山いらっしゃることで、地域全体の防災、治安のレベルが上がり、結果的に多くの人が集まることで益々発展していくことになります。

災害に対して真正面から取り組み、最悪の状況に陥ったとしても、最小限の被害で済むような日頃の防災活動を終始一貫して頂きますようお願い申し上げます。

非常用発電機・模擬負荷試験
の必要性


社会問題
非常用発電機
重要点検項目「負荷運転試験」殆ど実施されていない。
発電機エンジンの空運転のみ

問題の原因
負荷運転試験とは
「災害時の様にビル全館を停電させて、非常用発電機が電気を送り、防災設備を稼働させることができるか?」
しかし、ビル全館停電が不可能である。→不可運転試験せず。

解決の必要性
空運転だけでもいいのでは?→駄目!
空運転だけだと、エンジン内部に未燃燃料が付着する。
付着したまま、いざという時、非常用発電機を動かすと・・。
未燃燃料に引火してエンジンが発火。故障の原因となる。
非常用発電機の役割を果たせない。実際、阪神淡路大震災、東日本大震災では多くの非常用発電機が動かなかった。

具体的解決
模擬負荷試験装置を使用。
模擬負荷試験装置を非常用発電機に接続。発電機を始動、試験装置に送電する。試験装置が負荷を徐々にかけていき、発電機の能力を測定する。
エンジン内部の未燃燃料も少しずつ除去していく。